今月の法話
子供にこそ、おがむ習慣を
日本険悪化への警鐘
念仏を忘れたとき
人の世はゆきづまる

 最近の子供たちを取り巻く世情は、大変深刻なものがあります。いじめによる自殺の多発や、ナイフでの殺人事件など、青少年非行の低年齢化は止まる所を知らない情勢です。このような深刻な大変憂慮すべき現象が、あたかも日常茶飯事のように多発しています。
 ナイフ事件によって、もう何人もの子供たちが災難に遭ってしまいました。最近シンナーや麻薬等も、すでに小学生にまで浸透しだしています。
 どうしてこんな世の中になってきたのでありましょうか。

拝む習慣の欠如

 家庭で『拝む習慣』が、だんだん無くなってきています。拝むということには、大変無量の功徳があるのです。子供たちでも、仏様の前で拝めば、知らず知らずのうちにその功徳が身についていき、温かい心が芽生えてくるものであります。つまり『情操教育』が自然と身につくのであります。
 『情操教育』は、宗教なくして絶対にできない、と言われています。
 拝む習慣のない生活は、将来、大変空虚なものにつながっていきます。
当寺では行事のおりにふれて、一人でも多くの有縁の子供たちに、すこしでも『拝む習慣』を体得してもらう機会をつくり、仏様のお話を聞かせてまいりました。成長してからでは遅すぎます。やはり二〜三歳の低年齢の時点から、素直に拝める習慣をつけなければだめであります。

親がまず 手本を示して なむあみだぶつ

   =日本の治安はこれからどんどん悪くなる
          (国立大学N教授の説)

子供にこそ、おがむ習慣を…
険悪化傾向の日本から子供たちを救おう
 
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